我が国での漆器の歴史は縄文時代から始まり、奈良・平安時代を経て江戸時代に各地で大きな開花をみました。なかでも京漆は、古くより朝廷・大名の命を受けた品の製作が多く品質へのこだわり、完成度においては国内最高峰といわれます。漆芸は素地から仕上げ磨きまで実に30を超える工程を要します。長い年月をかけ熟練した職人が数カ月から数年かけて作り上げる、日本を代表する工芸品といえます。
松創では、継承者の不足などから減少しつつあるこの漆芸の繊細かつ深い味わいを知っていただきたく、京都にて長年修行を重ね、その技を習得した職人による漆箪笥や家具調度の漆作品の数々を製作しております。また、蒔絵は専門の蒔絵師が丹精込めて仕上げます。「次の世代へ残る家具を」-これが私たちの願いです。
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