素材について

チーク

時間が経つほどに濃い黄金色に変化する色合い、なめらかな手触り独特な香気は高級家具の風格充分です。

チークには良質の油、『木性タール』が含まれておりその木性タールには木が鉄板などと接触しても、鉄の腐蝕を防ぐ性質があるので船の建造材、特に甲板用材として使用されています。又チークの木自体も酸化、腐食しにくく、酸や塩、水にも強い特性を持っています。廃船となり解体された材料で、家具にしようと製材したチークは、まるで新しい材料と同じような完璧な状態であった、という話があり強度や耐久性のある材料といえます。

まずチークは、色が黒く見た目に杢目が美しくない『グリーンチーク』と白太の部分を30cm位カットし、水分の吸収をさせなくして立ち枯れさせた『ドライチーク』があり、通常量産家具にはグリーンチークが使われています。

ドライチークのほうが自然な色合いが出て、材にしたときに美しい色合いになります。ドライチークは立ち枯れするまでに6~8年かかります。又、チークは明るいものが良いとされています。ライトチークは土壌の色が黄土である為土の色が木に反映する為明るくなります。

チーク材の質には1スター、2スター、3スター、4スターとあり星の数によって分けられており星の数が多いほど上質なものとされています。その中でも一番上等な4スターの中のテンダーチーク(テンダーは入札の意味)の上等柾を使用しています。

(一般的には1スター,2スター位のものが使われています)

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